セッションで使う曲やネタをどう考える?②

音楽療法

こんにちは。
音楽療法士の玉榮奈津美(たまえなつみ)です。

『セッションで使う曲やネタをどう考える?』シリーズ。
もしかしたらお読みくださっている方の中に、音楽療法士のたまご(音楽療法士を目指し勉強中の方)もいらっしゃるかもしれないなぁと、少しでも参考になることがあればと書き始めました。

前回はこちら↓

伝えたいことがたくさんありすぎて迷子になることもありますが(;^ω^)、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

心ふれあう ネタ帳 For Kids

こちらは音楽活動のアイディアが詰まっています。

前回の『静かな森の大きな木』同様に、参考にしつつも『目的』を定め、そのまま実施するのか、難易度・提示の仕方・やり方などクライアント(対象者)に合わせて一部変更して実施するのか、要素はそのままにまるっと変えてしまうのか等、考察・検討した上でプログラムに取り入れています。

私の場合、この本からは「動きの調整を必要とする活動」を主に取り入れることが多いかなと思います。
音楽療法のグループによって異なる部分はありますが、他者を意識しながら、相手に合わせて動くことや距離感を図ることなども意図的に組み入れたりしています。

だれかの音がする

『静かな森の大きな木』の続編のようなこの本。
挨拶の歌に始まり様々な活動例が入っています。

あくまで私の個人的な感覚ではありますが、こちらの方が音楽的にレベルが高いものが多く、未就学児のグループセッションで使用するには難しいかなぁ・・・と感じています。
しかし、音楽的に美しい曲や他者とともに作り上げるようなものも多く、参考になるところがたくさんあります。
グループのメンバーによっては難易度を下げて、その曲全部ではなく一部だけ取り上げてセッションの中で実施したりしています。

まだまだ他にもたくさんありますが、実際のセッションですぐに使えるものとして、ひとまずご紹介してみました。

今後も参考にしている本はもちろん、音楽療法に関することをどんどん書いていきますので、よろしくお願いします!