音楽遊びでクリスマスを楽しもう!②

音楽療法

こんにちは。
音楽療法士の玉榮奈津美(たまえなつみ)です。

ゆる~く、音楽療法のセッションや音楽遊びなどにも取り入れやすくクリスマス会で楽しめる遊びについて注意点を含めて共有しています。
が、またもや長くなってしまったので、前回・今回と2回に分けております(;^ω^)

今回は動き遊びの例をいくつかあげていきますね。

前回はこちら↓

動き遊び

お楽しみ会的にフルーツバスケット等のゲームをしても楽しいのですが、ここは少し趣向を変えてみます。

サンタ探し

まずは定番の遊びの一つである宝探しのサンタバージョン!
サンタのぬいぐるみをたくさん用意するのは大変ですが、サンタのイラストをコピーしラミネートしたものを使用しても意外と子ども達は喜んでくれます(*^^)v

室内のいたる所に隠して(チラ見えさせたりも)、①制限時間内にいくつ探せるか ②目標個数見つけられるか ③役割を交代しながら(隠す人・探す人) など、お子さま達に合わせてどんなやり方にするかいくつかのバリエーションを自分の中で持っていると良いかと思います。

プレゼント工場

サンタさんのオーダーを聞いて該当する物を運んでくる遊びです。

やり方は色々ありますが、例えば、
・1つのスタート地点から巧技台などでコースを3つくらいに分けておく(赤・青・黄など色でコースを分ける)
・それぞれのコースごとにカテゴリー(食べ物・乗り物など)を決める
・それぞれのコースの先に絵カード(または絵カードが貼られた箱/物によっては実物でもOK)を2~3個置いておく
という感じでコースを作ります。

お子さまの年齢や発達段階、理解度などで指示の出し方は変わってきますが、
①取ってほしい物の名称をそのまま伝える
②どのコースを進むのかを先に指定し、コースの先に着いた時点で取ってほしい物の用途や特徴だけを伝える
③どのコースを進むのか&取ってほしい物の用途や特徴を同時に伝える
など、難易度を変えておこなうことができます。

どのコースを進むのかを指示する際にも、カテゴリーで伝えるのか、そのコースの色で伝えるのかでも少し難易度が変わります。

お子さま達にもよりますが、年長児なら子ども同士で指示を出す人と取りに行く人に役割を分けておこなってもいいですね。

年齢やお子さまの状態などによって目的ややり方は変えていますが、この活動も最近よくおこなっていて、みんな上手にヒントから的確に該当する物を選んで取ってきてくれます。

動きの調整はもちろん、同時に『言葉の意味理解を広げる』『最後まで聞いて行動に移す』ことを促すことにも繋がる遊びでもあります。

サンタさんごっこ

お子さま達がサンタになって保護者(保護者同席でなければ職員)が指定した物をソリに乗せて自分で引っ張って運びます。
(トナカイはいないの?とお子さま達から突っ込まれますが、世界中にプレゼントを配るのでトナカイが足りない!ということにしています笑)

あえて重さのある箱に絵カードを貼って部屋の隅に置いておき、保護者(または職員)が欲しい物をお子さまに伝えて寝たふりをしている間に、お子さまは該当の物を取ってソリに乗せて起こさないように静かに運んできて撤収するところまでがミッションです。
(サンタさんは寝ている間にプレゼントを置いていく、という設定を守ってもらいます。)

これもお子さまによって伝え方は、欲しい物の名称なのかヒントだけなのか変わります。

プレゼント工場と遊び方は似ていますが、動き方が変わるため『重さを感じる』『しっかり踏ん張る』『ソリを操作する』といった異なる要素が多々あります。
また、静かにそーっと動くことは、実は普段の動きよりも繊細な身体調整が必要となり、自身で意図的に動きを調整することになります。

自分が運んできたものを見て、保護者(または職員)から「ありがとう!これが欲しかったの!」とお礼を言われた時のお子さま達の笑顔がなんとも愛らしいです。

クリスマス飾り

サーキット等のコースを作っておき、飾りを持ってそのコースを渡って始めて貼ることができるという遊びです。
飾りは、マグネットでくっつくものやフェルト生地にマジックテープでくっつけるものなどを使用します。

予め順番を決めておこなったり、指定された飾りを持っている人がおこなったり、色々ありますが、いずれにせよ先にコース上を歩いている人を『追い越さない=順番を守る』ことも遊びながら経験できます。
そして完成した飾りを視覚的にみんなで共有できるのもいいですね。

 

ざっと思いついたものを書いてみましたが、いかがでしょうか?
ほんの少しでも参考になれば幸いです。
ぜひお子さま達と遊びながら楽しいクリスマスをお過ごしください(*^^*)